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祇園のオアシス

京都の祇園。八坂神社の裏辺りなんてもう敷居がお高~いお店ばっか並んでるんだけれど、ちょろっと小道を入ったところに、私が大学のときに通いつめた行きつけのお店があります。
そのお店の名前は、「スペースねこ穴」。
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そこはおばあちゃん家のような懐かしさと、芸大の下宿生の壮絶さを足して割ったような空間。想像のナナメ上を行く壮絶さから正直好みは分かれると思うけれど、吉田寮にときめきを感じる人は絶対好きだと思います。

名前の由来は、ねこがどこからとなく集まってきて住み着いてしまうからだ、と
オーナーのたまちゃんは言いました。
たまちゃんが作る料理がまた美味しくってね、メニューとかなくていつもおまかせなのに絶対幸せな味。まさにキッチンアイルーたまちゃん。芸大出身でなんでも器用に作っちゃうたまちゃん。
TVを見ながらぽつりと言った台詞は「水車作ってみたいわー。」
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「猫は乳母的な役割も果たすんだよ」とか
「猫の集会は夜中に空き地で20匹くらいの猫が集まってやるんだけど、
ボスがいるわけでもなく、皆違う方向を向いていて会話するわけでもなく、それはそれは不思議な集まりで、うちの花江さん(トラ猫)もよく行ってるわ。」
というような、猫のことならなんでも知っているたまちゃん。
あのね、たまちゃん。大好き。

町屋の良さを活かしつつ、映らないTVが二台あったり壁にすごい落書きがあったりどう見ても拾ってきた家具とか怪しすぎるポスターがペタペタ貼ってあったり、もうゆるすぎるにもほどがある空間がたまらなく落ち着くのです。冬は鍋とストーブとコタツに猫で気付いたらコタツで寝てて朝になってた!なんてこともよくあったなぁ。

五年ぶりに、「たまちゃん、いつもの!」って言ったら、ちゃんと濃いめのカルピス出してくれて嬉しかった。
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私にも、「おかえり」って言ってくれる場所がありました。
月日は流れても、好きな人やものや場所ってなかなか流れないもの。
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by marimemo | 2010-06-06 04:11 | diary